食べ物

カルボナーラパスタの名前の意味と由来は?発祥の国とお店は?

日本では様々なパスタの種類がありますが、その中でも人気があるのが「カルボナーラ」ですよね。

カルボナーラは生クリームが濃厚なパスタというイメージです。

ところが、本場イタリアでは生クリームを使いません。

これはかなりの違いですね。

今回はなぜ本場イタリアと日本のカルボナーラは違うのか?カルボナーラの意味や由来など紹介します。

カルボナーラの意味

カルボナーラ(Carbonara)は炭焼のパスタ、炭焼職人風のパスタという意味を持ちます。

イタリア語で炭(Carbonaio)という意味からきています。

カルボナーラの由来

Sponsored Link




カルボナーラの由来には諸説が色々とあります。

ベーコンがカリカリになるまで焼かれて石炭のようであるから。

炭焼職人が仕事の合間に作ったパスタの仕上げに入れた黒コショウが炭の粉に見えたから。

炭焼職人が好んで作って食べたから。

黒コショウが炭に例えられていた事は確かですね。

カルボナーラの発祥の国

カルボナーラはイタリア・ローマで発祥しました。

ローマの伝統のパスタです。

材料の1つのチーズのペコリーノ・ロマーノ(羊乳のチーズ)がローマ近郊で伝統的に作られていました。

カルボナーラの発祥のお店

ローマにある「ラ カルボナーラ」(La Carbonara)

1906年から続く老舗でその名の通り、カルボナーラが看板メニューのレストランです。

イタリアのカルボナーラ

太麺のパスタで表面がザラザラしている。または太めのショートパスタ(リガトーニ)

生クリームは使わない

卵は卵黄のみ使用

ペコリーノ・ロマーノを使用

具はパンチェッタ(生ベーコン)またはグァンチャーレ(豚の頬肉で、ベーコンより脂身が多い)

粗挽き黒コショウをたっぷりかける

日本のカルボナーラ

細麺(スパゲッティーニ)

生クリームを使う

卵は卵黄のみ使用

パルメザンチーズを使う

具はベーコンが多い

粗挽き黒コショウをかける

日本のカルボナーラのなぜ生クリームを使うのか

第2次世界大戦末期にイタリアに駐屯していた米軍が、地元の人達からカルボナーラが振る舞われたのがきっかけでアメリカに伝えられました。

イタリア人は米兵にたくさん振る舞うためには、生クリームを入れることで卵黄の凝固を防げるので失敗がなく、効率が良いため大量生産出来ると考えました。

更に生クリームでコクが出ておいしく感じるので、濃厚な味が米兵にも好まれたようです。

そして、アレンジされたカルボナーラがアメリカに伝わり、その後、アメリカを経由して日本にやってきました。

日本人は「これがカルボナーラだ」と思って好んで食べていたというわけです。

まとめ

カルボナーラはローマが発祥で、炭焼きのパスタ・炭焼職人のパスタという意味でイタリア語の炭からきている。

由来は黒コショウが炭に例えられている。

イタリアのカルボナーラは生クリームを使わない。

日本で食べられているカルボナーラはアメリカ経由で入り、アメリカ人好みにアレンジしていたため生クリームを使っている。

知っているか知らないかで大きな差ですよね。

イタリアと日本のカルボナーラを食べ比べてみてはいかがでしょうか?

Sponsored Link