ディアボラと聞いてもあまり馴染みがないと思いますが、サイゼリアのメニューのひとつに「若鶏のグリル(ディアボラ風)」がありますので、もしかしたら何気に食べていたかもしれませんね。
今回はピッツァディアボラとピッツァカラブレーゼの違いを紹介します。
ディアボラの意味
イタリア語 diavoloa「悪魔の」という意味です。
alla diavola(アッラディアボラ)は「悪魔風の」という意味です。
ディアボラの発祥地
トスカーナ州 フィレンツェ郊外インプルネータ
胸から左右に開いた鶏肉を炭火で焼いて、唐辛子と黒コショウで味付けした鶏肉料理です。
ディアボラの由来
鶏を開いた形がマントを広げた悪魔の姿に似ていたことから。
唐辛子など辛味のある材料をたっぷり用いるので、食べた人の舌がピリピリすることから。
など諸説あります。
ピッツァディアボラとは
トマトソース・チキン・サラミを具材に唐辛子を入れるのでピリ辛です。
サラミを入れるのは、トスカーナ州はサラミが有名で、脂こくなく、臭みもないそうです。
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カラブレーゼの意味
イタリア語 calabraise 南部カラブリア(calaburia)州の人のことです。
カラブレーゼの発祥地
南部イタリア カラブリア州で、唐辛子の一大生産地です。
その理由は、16世紀頃コロンブスによって唐辛子が新大陸からスペイン経由でカラブリアに渡ったとされています。
カラブリアは栽培に適した気候だったことと、貧しい地域で安価に手に入る唯一の調味料だったことで、あっという間に広まったと言われています。
そのため、この地域の人は大の唐辛子好きで、唐辛子漬けにした加工品、ハム・ベーコン・サラミ・ソーセージ・チーズなどが有名です。
その中でも、「ンドゥイヤ」という唐辛子漬けのサラミが有名です。
味はかなり辛いそうですが、辛いながらも旨味が豊富なので、クセになるようです。
ピッツァカラプレーゼとは
トマトソース・サラミ(ンドゥイヤ)・唐辛子・ナスなどの夏野菜を入れます。
まとめ
ディアボラは、元々鶏肉料理で、ピッツァは唐辛子を入れてスパイシーである。
カラプレーゼは、唐辛子漬けのサラミを入れ、特にンドゥイヤを入れるとかなり辛くなる。
どちらも辛いピッツァである。
今は激辛やピリ辛など辛い物好きな人が多いので、自分好みの辛さに調節して食べてみるのも良いかもしれませんね。
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